image19-1024×768
image20-768×1024
image21-1024×768
image23-1024×768
image29-1024×768
image22-1024×768
image24-1024×768
image25-1024×768
image26-1024×768
image27-1024×768
image28-768×1024

旅日記-インド編④ブッダガヤ〜ダージリン

ブッダガヤ〜ダージリンへ

いざ、ダージリンへ向かうべく列車のチケットを前日に代理店で購入した。
というのもダージリンに最も近い駅”New Jalpaiguri”まで行くには、まずパトナーという街まで移動してから列車を拾わなくてはならない。ガイドブックで調べたところ、ここブッダガヤから直行のバスが有るとの事。これは便利だと思い、時間に余裕を持ってバス停まで移動した。しかし、いざ到着してみるとバスの来る気配が全くない。どうしたものかと辺りを見回すと、観光案内所らしき建物を見つけた。中にいるスタッフ(呼んでも中々出てこなかったが)に話を聞くと、そのバスは今は運行していないらしい。パトナーまで行くには、ここからオートリキシャを拾い少し離れたバス停まで移動してから向かうしかないとの事であった。しかもそのバスが昼の2時で最終だと言うもんだから、これはもたもたしている訳にはいかない。今は午後の1時過ぎ、急いでリキシャに飛び乗った。

再び田園風景から小さな村のような地帯に入り、幾つもの細い路地を急ぎ足で曲がって行く。本当にたどり着くのかと心配になったが、何とかバス停まで来ることができた。だが、こちらも人影は少ない。時刻は2時前。リキシャの運転手に本当にバスは来るのかと尋ねると、実はあまりよく知らないとのこと。バス停の場所は確からしいのだが。
ドキドキしながら10分ほど待っていると、1台のバスがやってきた。これがそうだ!と、声を張り上げる運転手。何とか間に合ったと胸を撫で下ろしたのも束の間、バスの中は超満員。ここから駅までは実に4時間ほど掛かる。勿論座席はなく、自分の足場を確保するのもやっとの思い。乗客を詰め込むだけ詰め込んでバスは発車した。

初めの1時間はそこまで苦では無かった。外の景色を眺めながらのんびりと過ごしていたが、徐々に脚が疲れてくる。横の座席にもたれて姿勢を変えながらもう1時間、ごまかしながら来たが流石にクタクタである。相方も相当疲れているようだ。僕等の意を察したかのように、バスは休憩所へと停車した。外に出てタバコを吸う。これから、まだ1時間以上立ちっぱなしなのかと思うと気が滅入ってくる。と、バスの上を見上げると屋根の荷物置き場に人が乗っていた。もう車内で立ちっぱなしであるならば、いっその事に屋根へ登ってやろう!との事で二人でバックパックを抱えよじ登った。

走りだしたバスは、風を切って進む。ここから見える景色はとても広い。流れる木々や、すれ違うトラック。青い空はどこまでも続き、子供達はこちらに手を振ってくる。うかうかしていると電線に引っかかりそうになる街中はスリル満点で、建物の2階から顔を覗かせる人達と目が合う。子供の頃は、よく車の天井から顔を出して怒られた。今はバスの上からインドを眺めて走っている。こんな気持ちの良い事が他に有るだろうか!と、とても興奮していた僕らに他の乗客達も話しかけて来た。何処から来たのか、何処へ行くのか。インドは好きか?とか。何処から来て何処へ行く。遠い未来を見つめた時、そんなものは知らないし分からない。感じながら、ただ進んで行くだけ。

パトナーへ着く頃には辺りの雰囲気もガラッと変わり始める。オートリキシャやトラック、乗用車から出る排気ガスにまみれながら、コンクリートで整備された広い道路を走っていた。列車の時刻は夜中であったので、街中で時間を潰した。バックパックを背負いながら歩き周るのは、かなり骨の折れる思いだ。

12時間程掛かり””New Jalpaiguri(NJP)”へ到着する。今は午後の2時頃だ。
ダージリンはインドの中でも有名な避暑地だと聞いていたので、快適な気温であるかと僕らは期待していたのだがここはまだまだ暑い。乗り合いジープを捕まえ2時間、山を上って行く。8人乗りの車に13人も乗っていたので、車内は身動きの取れない程ギュウギュウ詰めである。スペースさえあれば詰めるだけ詰め込む。それがインド人のやり方であるらしい。

標高が上がって行くに連れ、気温は下がりだした。町の近くまで来ると半袖では寒い位だ。雨季であるので基本的に雲がかかっていて平地を見下ろす事が出来なかったのだが、仲の悪い雲同士の間から見える景色は何とも綺麗であった。

山道に沿って一本の線路が通っている。これはトイトレインと言って、NJPからダージリンまでを繋ぐ古い路線である。今も運行しているようだが、昨今ではジープの方が早くて安いとの事で短い距離しか乗ることが出来ない。実は今回のダージリン、このトイトレインが一つの楽しみでもあった。線路の幅はとても狭く、しかも山道と同じく左右にうねうねとカーブが多い。こんな所を電車が走る事が出来るのだろうかと、想像を膨らませていた。

ダージリンへと到着した頃には、空が機嫌を損ねていて小雨が降り出した。僕らは急いで宿を見つけて一段落する。こちらの部屋にはファンがない。一年中涼しいということなのであろうか。こんな快適な気温で生活出来るのは久しぶりである。夜もグッスリと眠ることが出来そうだ。

つづく。

Leave a Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください